コラム

院内研修会(6月)

診療を休診させていただきまして、院内研修会でした。

本日のテーマは

「補綴物の種類について」

「院内感染、滅菌について」

です。

 

①午前の部「補綴物の種類について」

補綴物には「保険適用のもの」と「保険外(自費)のもの」があります。

「保険診療」と「保険外(自費)診療」について簡単にご説明しておきます。

保険診療とは、保険を用いて患者さんの負担額は全額のうちの1~3割、残りは国や自治体などが負担をしてくれます。

保険外診療とは、支払う費用は全額自己負担となります。

ではなぜ高価な保険外診療が存在するのでしょうか?新しい材料や治療法などを国が認可するためには、正確な効果や問題・副作用などのリスクを正確に確認する必要があり、非常に時間がかかります。海外では当たり前に行われていて有用性が認められているものでも、日本では認可が追い付いていなく、やむを得ず保険外診療という扱いで取り扱うというケースもあります。こういった特徴から、高度で質の高いサービスが提供されていることが多く、もし私自身、受けるとしたら保険外診療です。

保険外の補綴物とは、メタルボンド、オールセラミックなどがあります。オールセラミックにはe-max、ジルコニアがあります。e-maxは審美性がよく透明感があり、天然歯に近似した色調を再現できます。ジルコニアは曲げ強さがe-maxよりも強く、ブリッジの本数が大きくなる際にも適用できます。また種類が豊富にあり、安価なものから審美性を追求したものまで様々なものがあります。

 

②世界基準の感染コントロールについて

当院は感染対策に力を入れていたからこそ、みんな真剣な眼差しで講演を聞いていました。

世界基準の感染対策としてCDC(米国疾患対策予防センター)ガイドラインがあります。当院はスタンダードプリコーション(標準予防策)を行っていますが、さらなる院内感染、滅菌処理について学び、CDCガイドラインに基づき世界基準での感染予防をスタートすることを誓いました。

ちなみに滅菌・殺菌・消毒は「薬事法で認められるもの」、除菌・抗菌・減菌は「薬事法で認められないもの」の違いがあります。また滅菌とは芽胞を含むすべての微生物を除去することです。殺菌・除菌・抗菌は無菌ではないんです。

Evidenceに基づき、Interceept、Mincareを利用し、医療器具の洗浄・滅菌を行っておりますので、当院では安心安全な歯科医療を提供することが可能です。

患者さんへ、よりよい歯科医療を提供するために学んでいます。

ご自身が抱える悩みは私たちにご相談いただくことで解決できるかもしれません。その可能性を広げるため、くぼ歯科クリニックこども歯科クリニックでは毎月定期的に院内研修会を行っています。

お気軽にお尋ねください。

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