コラム

誰にでもなる可能性がある!顎関節症とはどんな病気?

 日常生活を送っていると、このようなお悩みを抱える方がおられます。

・慢性的に顎が痛かったり違和感がある

・口を動かすと音がしたりカクカクする

・顎がとても疲れやすくなる

・口を大きく開けられない

など

これらの症状は、顎関節症の可能性があります。顎関節症には様々な原因がありますが、日常生活に影響を与えることもありますので、早めの処置が重要です。

顎関節症の主な原因

顎関節症は、次のようなことが原因となって起こると言われています。

・噛み合わせの乱れ

・ストレス

・体のバランスの乱れ

・スマートフォンや携帯電話、パソコンの操作

こういった何気なく過ごしている日常生活動作の中で、私たちの口や顎に負担やストレスがかかり、顎関節症となります。

顎関節症の4つのタイプ 

顎関節症には主に4つのタイプがあり、それぞれ原因や症状が異なるのです。それぞれのタイプについて簡単に解説します。

①捻挫している状態

一般的に関節には、骨の他に軟骨や靭帯などの組織があります。これらの組織に無理な力がかかって傷がついている状態が、捻挫している状態です。我慢すれば口を開けることができますが、「口を開けると痛い」「あまり口を開けられない」といった症状が起こります。

治療法としては、関節の炎症が起きて痛みが出ている間は顎を安静に休ませることが効果的です。

②筋肉痛状態

顎を動かすためには、「側頭筋」や「咬筋」といった筋肉が重要です。そのため、これらの筋肉に炎症が起こることで顎関節症が発生することがあります。顎関節自体に問題はありませんが、周辺の筋肉に異常があるため、筋肉をほぐすなどの処置が必要です。主に、偏頭痛がする、頬に怠さや重さを感じる、我慢しなければ口が開けられないなどの症状がある時には、筋肉痛が起こっている可能性があります。

③骨が変形している状態

顎には、クッションの役割を担う「関節円板」という部分があります。これが前にずれ、加齢などにより軟骨が薄くなると、骨が変形していく「変形性顎関節症」を発症します。この症状は、ホルモン量が低下する中高年の方によく見られる状態であり、多くの方が悩んでおられます。

④クッションがずれている状態

顎関節の「関節円板」がズレてしまうと、口を開けると音が鳴ったり開けようとしても引っかかったような感覚になり開けられない、痛みを感じるなどの症状が出てきます。

音が鳴るだけなら経過観察することも多いですが、痛みや違和感などを感じる時には、まずは医師に相談して検査を受けていただくことをオススメします。

顎関節症の治療方法

顎関節症の治療方法には、様々なものがあります。効果の高い治療は確立されていないため、医師は患者様それぞれに合ったものを提案しています。

なお、一般的には次のような治療法が行われています。

①運動療法

クッションの役割を担う関節や顎周りの筋肉をストレッチでほぐしたり、ずれてしまった「関節円板」を元に戻すような運動を行ったりします。運動療法によって、口を開けられる量を増やすことにつながります。

②薬物療法

顎の痛みや筋肉の緊張が強い場合、薬物によって抑制します。服用している薬がある場合には使えないものがありますので、お薬手帳の情報などを見ながら進める必要があります。

当院が行っている治療について

当院では、マウスピースを使用した治療や噛み合わせの調整、無意識のうちについた癖の改善やセルフマッサージの指導などを行っています。

特に、顎関節症の治療は顎への負担軽減が重要ですので、日常生活の中で筋肉の緊張をほぐしたりリラックスできるようなセルフケアの方法をお伝えすることは重要であると考えています。

「顎関節症かも?」と少しでも思われる方は、ぜひ当院までご相談ください。

くぼ歯科クリニックこども歯科クリニック

福岡県大野城市・春日市のくぼ歯科クリニックこども歯科クリニックでは「将来を見据えた歯科診療」に全力で取り組んでいます。
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