コラム
MTM 構築セミナー(1日目)
「真の患者利益を求めて」ということで5日間の講座がスタートしました。
歯科疾患実態調査をさかのぼってみてみると、1975年、1981年、1987年、1993年、1999年、2005年、2011年、2018年と画像の実線に収束します。日本人の口腔の状況はほとんど変化していません。年齢があがると喪失歯が増えながら、処置歯が増えていきます。つまり年齢があがると歯が抜けていくということです。
「歳をとれば歯は失う」という感覚をお持ちの方が多いのはこの現状にあります。
しかし、予防先進国では違います。
年齢があがっても歯は失いません。
何度も治療を受けている
歯医者にまじめに通っているけどなかなかむし歯がなくならない
治療だけでなく、メインテナンスに通っていますか?
歯石とりに通っている方、歯ぐきの中まで触られていますか?
早期発見・早期治療では歯を失います。歯石とりが大事なわけではなく、バイオフィルム除去が大事なんです。正しく治療を受け、自分のリスクを知り、正しくメインテナンスを受けましょう。
歯科の二大疾患である「むし歯」「歯周病」。その水道があるとして、日本の歯科では水道の蛇口がしまってない状態で流れ出た水をふいていると言われています。水道の蛇口をしめなければいつまでたっても再発を繰り返します。
唾液検査をしなければ、むし歯の原因を把握できません。むし歯で悩んでいる方、生涯自分の歯を守りたい方は我流ではなく歯科医院を訪れましょう。