コラム
副院長が研修会で発表させていただきました。
先日、木村歯科歯周治療研修会のOB会にて症例発表させていただきました。
当院の方針であるメディカルトリートメントモデル(MTM)の流れにのせて、
資料採得時の資料、う蝕と歯周病の分析・その結果を説明し、
特に歯周治療においての、初期治療~歯周外科治療までの一連の流れを、
それぞれ再評価時の資料を提示し説明しました。
提示した症例は重度歯周炎の方でしたが、
初期治療の反応がよく、全顎的に歯周外科を施し、改善した症例でした。
現在は治療が終了し、夜間にナイトガードを装着していただき、
メインテナンスに通っていただいています。
先日岡山大学より、歯周病が重度な方は日中や夜間に無意識に噛み合わせている、という研究結果の発表がなされました。
臨床的には周知の事実でしたが、このように研究成果として形にするのは困難なことなんですね。
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id558.html
これからも地域の歯周病がなくなるよう、
予防歯科を推進していきたいと思います。
歯周病は早期に診断し、管理できていれば自分の歯を失うことはありません。
特に歯周病に罹患する前から管理できていれば、
歯周病とは無縁に生涯を終えることができる疾患です。
歯周病は自覚症状の乏しい疾患です。
しばらく歯科にかかったことのない方は、
ぜひレントゲンを撮影しに、歯科医院に足を運んでいただけたらと願っています。