一般歯科・口腔外科
むし歯や親知らずなどの治療に対応します。
むし歯治療
むし歯治療に欠かせない「唾液検査」とは
むし歯を予防するためには〝唾液検査〟が欠かせません。
唾液検査は「どれくらいむし歯になりやすいか」「なぜむし歯ができてしまったのか」を判断するための重要な検査です。
つまり、患者さんの歯をむし歯から守ること、むし歯を予防することができる検査なのです。
むし歯には色々な要因があり、それぞれがどのぐらいそれぞれの患者さんのむし歯の発症に関与しているかは、目で見るだけでは確認できません。
それらの〝見えない原因〟を把握することが、むし歯予防への第一歩です。
ただし、結果を把握するだけで終わってしまっては予防することはできません。
欠かせないのは毎日のセルフケアです。
歯科医院でもお口をクリーニングするにしても、それは365日のうちのたった数回です。
毎日のセルフケアが不十分だと、どんな予防プログラムを行ってもお口の健康を守ることはできません。
必要なのは、あなた自身の手でお口の健康を獲得する意識です。
唾液検査でわかること
- むし歯菌の数(むし歯をつくる菌や進行させる菌)
- 唾液の力
- 唾液の量
- むし歯のリスク項目の比率
- むし歯になる可能性の変化
一般的に数値で示されることがありますが、目で見てどんな状態かがわかるようにしないと適切な予防プログラムを立てられません。
〝唾液検査〟は、この大切な要素をしっかり見えるようにしてくれます。
目に見えるカタチにすることで、それぞれがどのくらい影響しているかを明らかにできるのです。
むし歯の原因
- 原因1 むし歯の原因菌 細菌のかたまりであるプラーク(歯垢)
- 原因2 歯質 歯の表面にあるエナメル質の固さ(原因菌への抵抗力)
- 原因3 糖分 むし歯菌が歯を溶かす酸を生み出す栄養
- 原因4 時間 原因菌や糖分が口の中にとどまる時間の長さ
むし歯菌や糖分がお口の中にとどまっている時間が長ければ長いほど、むし歯は進行しやすくなります。
人によっては唾液量が少ないなどの原因で歯質が弱く、むし歯にかかりやすい体質になっている場合もあり、その条件が重なるとより注意が必要です。
自身のむし歯はどこに原因があるのか、きちんと検査し歯科医師が診断し、治療後もむし歯になりにくい口腔内の環境を作ることが大切です。
むし歯の治療について
くぼ歯科クリニックこども歯科クリニックでは、基本的に拡大鏡を用いてむし歯治療を行っています。拡大鏡を用いることで診断の正確度が高まり、より安全に治療を進めることができます。
また、歯髄をできるだけ保存するよう配慮した治療を行っております。適宜、マイクロスコープ(Bright Vision)を用いて治療を行っています。
痛くないむし歯治療を実現します
当院では「歯医者が怖い」「痛いから行きたくない」などの理由で、通院を悩まれている患者さんのために「笑気麻酔」「針のない麻酔」を採用しています。
まずは通院していただけるよう、痛みに配慮した診療を行っています。
笑気ガスとは20~40%の亜酸化窒素と80~60%の酸素を混合したもので、このガスを吸入することにより心身ともにリラックスし、痛みや外部の刺激を減少させます。
副作用など身体へのリスクもなく安心ですが、2歳以下の幼児や鼻づまりのある患者さんは適応外となります。
笑気ガスを吸入した後に歯ぐきの表面へ麻酔薬を塗り、チクッとする注射針の痛みをなくします。
続けて電動麻酔器を用い、ゆっくり麻酔薬を注入します。
歯科治療への恐怖心が強く、歯科医院を何年も敬遠していた患者さんでも笑気ガスを利用することで、治療を受けることができています。
治療を終えて「なんともなかった」、「気がつかないうちに終わっていた」などの喜び、安堵のお声を頂いております。
「歯の状態が気になるけど、歯医者が怖くて行けない」とお悩みの方はぜひ一度、当院にご相談ください。
コンポジットレジン
コンポジットレジンとは、セラミック粒子と合成樹脂を8:2の割合で合わせた白いプラスチック素材を用いるむし歯の治療法です。
歯の穴が開いた箇所にプラスチック材料を詰め、専用のLED照射器で光を当てて固めます。
自由度が高く、最小限の治療で済むので歯への負担が少ないとされています。
コンポジットレジンのメリット
基本的に保険適用
コンポジットレジンの詰め物は保険適用のため、比較的安価に治療できるというメリットがあります。
銀歯も同じ保険適用の治療法ですが、銀歯は目立つ上に金属アレルギーになる危険性もあるため、コンポジットレジンを選択する方が増えています。
審美性が高い
コンポジットレジンは天然歯となじみやすく、目立ちにくいため審美性が非常に高いというメリットがあります。
色もさまざまなバリエーションをつけやすく、ご自身の歯の色に近付けることが可能です。
金属による詰め物と違い、歯や歯ぐきに金属の色が沈着することもほとんどありません。
審美性が高い治療方法としてほかにセラミック(陶器)による治療がありますが、自費治療となるため保険適用のコンポジットレジンと比べると費用が高くなりがちです。
健康な歯を削らず残せる
金属の詰め物の場合、詰め物をはめ込むために虫歯だけでなく健康な歯も削る必要があります。
しかしコンポジットレジンでは虫歯部分に素材を直接埋め込めるため、削る範囲を少なくできるというメリットがあります。
コンポジットレジンのデメリット
強い力が加わる部分には向かない
コンポジットレジンは素材がプラスチックのため、金属の詰め物に対して強度が弱く、強い力の加わる奥歯などでは欠けたり割れたりする恐れがあります。
そのためあまりに深い虫歯や、広範囲を削る場合には対応できない可能性があります。
経年劣化により変色する
コンポジットレジンは長期の使用により若干の変色が見られることがあります。
定期的なメインテナンスで維持・改善は可能で、もし変色してもすぐに研磨により修復できます。
しかし、何度も修復を繰り返すと健康な歯も少しずつ削られてしまい、コンポジットレジンを詰める範囲がどんどん広がってしまう恐れもあります。
口腔外科治療
口腔外科とは、口の中をのぞいて見えるすべての組織に生じた病気を診断し、治療する診療科です。
歯や歯ぐきだけでなく、舌、頬の粘膜、舌の付け根、上アゴ、下アゴ、唇、粘膜に隠れている唾液腺(つばを出す組織)、さらに顔やアゴの形をつくっている骨、アゴの関節などが診療の対象となります。
親知らずの治療も口腔外科の範疇です。
当院は口腔外科を専門的に学んだ副院長が在籍しておりますので、幅広い症例に対応可能です。
お口の中のトラブルや気になることなどがありましたら、まずはご相談ください。
当院の症例一例
- 粘液嚢胞・歯根嚢胞・嚢胞
- 唾石・歯牙腫
- 骨隆起除除去
- 小帯切除(上唇小帯・頬小帯・舌小帯)
- 顎関節症、口腔乾燥症