診療コンセプト
医院理念
理念
- お口の健康と、全身の健康を守り、口腔の健康価値観を革新。
患者さんの「生涯の健康」のため、科学的根拠に基づいた治療を行う。 - 「治療を必要としない歯」を、患者さんと二人三脚でつくる。
- 目標は、80歳までに28本の歯を残すこと。
マイナス一歳からその取り組みを始める。 - 小児期に正しい口腔機能を獲得する。
高齢期に口腔機能低下を予防する。
歯科医療への想い
近年、歯に対する意識が非常に高くなり、定期的に歯医者に通い治療やメインテナンスを行う方が増えています。
それは非常に素晴らしいことですが、こまめに治療・メインテナンスに通っておられるにもかかわらず、1本治せばもう1本とむし歯や歯周病が絶えないのはなぜでしょうか。
本来なら、きちんと検査やメインテナンスに通っているのだから、新しいむし歯などできる方がおかしいはずです。
それなのに「早期発見ができてよかったですね」「定期的に検査をしていたから早く治療できましたよ」という歯科医院すらあります。
何かおかしいとは思われませんか?
くぼ歯科クリニックこども歯科クリニックでは、日本の歯科医療に関するそんな疑問を持ち続けてきました。
日本では歯医者に足を運ぶ方の多くが歯の痛みや違和感、不便さなどの何らかの苦痛を抱えています。
歯科医院の役目はそれらを改善する「治療」だという認識が一般的です。
確かにそれも重要ですが、当院が現在の日本の歯科治療に最も欠けていて、最も必要だと考えているのが「予防」です。
欧州諸国やアメリカなどの歯科予防先進国では、歯科医院はまず「予防のために通う場所」であり、次に「治療のための場所」と認識されています。
「痛むから治療する」のではなく「そもそも痛まないように予防する」と考えた方が、お口の健康を考えたうえでメリットが大きいのは当然のことです。
「むし歯は年齢を重ねれば避けられないもの」ではありません。
痛みや不快感が出てから歯医者に足を運ぶのではなく、ジムやエステのように健やかな自分を保つため、当院に通っていただきたいと思います。
お口の病気を予防することで、末永くご自身の歯でおいしい食事を楽しんでいただけるだけでなく、全身の健康状態にも良い影響をもたらすことができるでしょう。
MTM(メディカルトリートメントモデル)について
MTM(メディカルトリートメントモデル)とは
メディカルトリートメントモデル(MTM)とは、治療を行う前に、患者さんのお口の健康状態に合わせた予防プログラムを設定し、定期的なメインテナンスを行っていく一連の流れのことを言います。
簡単に言えば、「検査結果をもとに、患者さん一人ひとりに合わせた適切な治療・予防を行う」ということです。
歯医者と言えば「むし歯や歯周病を治すところ」というイメージですが、お口の健康を考えたとき、「悪くなってから治す」のでは、たとえ治療できても、治療のために削ることになった歯などは戻りません。
「そもそもむし歯にならない」「歯周病にならない」という健康的なお口の環境を維持するために、当院ではMTMを重視し、治療後の継続的なメインテナンスも含めた治療計画をおつくりします。
MTM(メディカルトリートメントモデル)の流れ
STEP01
初診
歯周基本検査・口腔内写真撮影・レントゲン撮影など各種検査を行い、お口全体の状態やリスクをしっかりと把握・記録します。
STEP02
説明1
検査内容をもとに、現在のお口の状態や今後の治療方針・計画についてわかりやすくご説明します。
不安に思われる点や疑問点などありましたら、お気軽にご質問ください。
STEP03
初期治療
担当歯科衛生士がバイオフィルム(歯垢)を取り除き、お口の状態を治療可能な状態まで整えます。
STEP04
再評価1
再度、歯周病検査を行い、初期治療でお口の状態が改善されているかを確認します。
STEP05
治療
歯科医師が治療計画に基づいて治療を行います。
STEP06
再評価2
3回目の歯周病検査(2回目の再評価)を行い、これまでの治療やホームケアなどによって、お口の状態が改善されているかどうか確認します。
STEP07
説明2
これまでのデータを元に、初診時からどれだけ改善されたかを確認します。
その内容をわかりやすくご説明するとともに、今後の予防やケアについてもお話します。
患者さんにご自宅でケアを行っていただき、定期的なメインテナンスを続けていただくことで、ご自身の歯を長く残し充実した生活を送っていただくことが当院の願いです。
STEP08
メインテナンス
改善されたお口の中をこれからもキープしていくためのメインテナンス期間に入ります。
頻度については歯科医師・歯科衛生士と相談して決めていきます。
治療ではなく予防で大切な歯を守っていただくため、一緒に頑張っていきましょう。