コラム

歯科恐怖症・嘔吐反射が強い方も安心!笑気麻酔の利用

くぼ歯科クリニックこども歯科クリニックでは、歯科恐怖症・嘔吐反射が強い方にも安心して治療を受けていただけるよう、笑気麻酔を採用しています。

 

 

歯科治療に対し、次のような恐怖をお持ちの方もいらっしゃいます。

・昔、歯医者で痛い目にあったからトラウマになってしまった

・歯の治療はしたいけれど、どうしても恐怖心が…

私たちは、痛みや恐怖の軽減に徹底的にこだわっています。

その取り組みの一つとして、保険診療で対応できる笑気麻酔があります。

 

笑気麻酔を吸い込むことで、心身共にリラックスできます。

歯科治療への恐怖心が強く、歯科医院を何年も敬遠していた患者さんでも笑気麻酔を利用することで、治療を受けることができています。

オプションとして歯科麻酔専門の歯科医師と連携して行う静脈内鎮静法下での治療も行っておりますので、恐怖心のある方はぜひご相談ください。

 

笑気麻酔とは

笑気麻酔とは、鼻から吸い込むガスの麻酔であり、心身共にリラックスでき、また、痛みや外部の刺激を減らせます。

 

ガスは、2040%の亜酸化窒素と8060%の酸素から成ります。

笑気麻酔を吸い込むと、少しぼーっとしたような感覚・ほろ酔いのような感覚になり、リラックスできます。

痛みや外部の刺激を減らせる他、恐怖心を和らげることができるので、歯科治療に対する恐怖をお持ちの方には、特に、おすすめです。嘔吐反射が強く型取りが苦手な方も、笑気麻酔を使用するとほとんどの方がストレスなく型取りができています。

 

副作用など身体へのリスクもほとんどなく安心です。

鼻から吸う麻酔であるため、鼻づまりやアレルギー性鼻炎のある患者さんは適応外となります。

また、2歳以下の幼児、中耳炎を治療中の方、2カ月以内に眼科手術を受けた方、妊娠初期の方、過呼吸発作の既往のある方も注意が必要です。

 

笑気麻酔を用いた治療の流れ

笑気麻酔を用いた治療を進めるにあたり、まずは、鼻呼吸で、笑気麻酔を吸い込んでいただきます。

 

笑気麻酔を吸い込んでいただく際は、鼻にマスクをつけ、流れてくるガスを吸い込んでいただきます。

鼻で呼吸をしているうちに、ぼーっとしたような感覚になってきます。

笑気麻酔が効き始めた合図です。

 

しっかり、笑気麻酔が効いてきて、リラックスしていただいた後、はぐきの表面へ麻酔薬を塗り、注射針の痛みをなくします。

続けて電動麻酔器を用い、ゆっくり麻酔薬を注入します。

 

笑気麻酔のメリット

笑気麻酔のメリットは、歯科治療が怖いという方でも、リラックスして、治療をお受けいただける点です。

 

効果の発現は早く、消失も速やかです。

循環器やや呼吸器に影響を与えず、肝臓にも負担をかけません。

鎮静作用・鎮痛作用があります。

 

慣れてくると寝られて、知らないうちに診療が終わっている、ということもよくあります。

また、嘔吐反射がある方も、笑気麻酔を活用することで、通常通り治療を受けていただけます。

歯みがきで奥歯を磨く際、オエっとなる方もご安心ください。

 

笑気麻酔のデメリット

笑気麻酔のデメリットは、鼻から吸いこむ麻酔のため、鼻が詰まっている場合はお受けできないということです。

 

また、麻酔が効いてきたとしても、音は聞こえるため、治療器具の音が苦手な方には、イヤホンをご準備いただきご自身の好きな音楽を聴いていただいています。

麻酔が効いてくると、音は、遠くで聞こえているように感じます。

 

笑気麻酔での治療も困難な場合は、静脈内鎮静法という麻酔もございますので、お気軽にお申し付けください。

 

静脈内鎮静法とは

静脈内鎮静法とは、眠った様な状態で治療を受けられる麻酔のことです。

 

あまりに緊張が強い方や何らかの理由で笑気麻酔が奏功しないことがあります。

その際は、静脈内鎮静法がおすすめです。

当医院では、麻酔科医と連携しており、静脈内鎮静法での治療ができます。

静脈内鎮静法は現在は保険外での対応とさせていただいています。

およそ1回の施術で約88,000円です。

 

ただし、治療後、1時間ほど休んでいただくこととなり、車の運転もできませんので、予めご了承ください。

当院は、鎮静しながら歯科治療を受けられる数少ない歯科医院です。

鎮静をご希望の際は、当院までお気軽にお問い合わせください。

 

 

笑気麻酔と静脈内鎮静法の比較

笑気麻酔と静脈内鎮静法は、共に、歯医者さんに対する恐怖を和らげられます。

 

また、いずれの麻酔も、意識がなくなることはなく、意思表示や会話ができます。

違いとしては、笑気麻酔に比べ、静脈内鎮静法の方が、確実な鎮静効果を得られるという点です。

 

麻酔の消失に関しても、違いがあります。

笑気麻酔は、5分程度、呼吸をしていれば麻酔が消失します。

一方で、静脈内鎮静法は、すぐに鎮静薬を排出することができないため、治療後、お休みをいただく必要があります。

 

その他、安心してご利用していただける工夫

当医院では、歯科治療が苦手な方でも安心してご来院いただけるよう、様々な工夫をしております。

 

例えば、当院では「予防」と「治療」を分けて考えております。

そのため、特に、予防に関しては、リラックスしてお受けいただけます。

「そもそもむし歯ができない」「歯周病にかからない」ために、一人ひとりに合った予防方法を伝えています。

 

歯科治療の際に使用するユニット (診療台) は、くつろいで座れる、ゆったりとした座り心地が特徴です。

治療時間が短縮でき、患者様への負担・不快感が少ない装置なども採用しております。

ご希望があれば保育士がご対応させていただくキッズスペースもございますので、お子様もご安心してご来院いただけます。

 

まとめ

笑気麻酔を活用すれば、歯科治療が怖いという方も、心身共にリラックスして治療に臨めます。

 

麻酔はこんな方におすすめです。

・歯科治療が怖く苦手な方(お子さま、成人)

・治療中に嘔吐反射 (えずき) が出る方

・高血圧のある方

治療を終えて「なんともなかった」、「気がつかないうちに終わっていた」などの喜び、安堵のお声をいただいております。

さらに、オプションとして、静脈内鎮静法と呼ばれる、眠った様な状態で治療を受けられる麻酔もございます。

 

当院は、「TRIP DOCTOR」と呼ばれる、日本歯科麻酔学会認定の歯科医師 (歯科麻酔指導医・専門医・認定医) が所属するクリニックです。

安心して麻酔を受けていただけます。

「歯の状態が気になるけど、歯医者が怖くて行けない」とお悩みの方はぜひ一度、当院にご相談ください。

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