コラム

フッ素を使ってむし歯予防しよう。

冬の足音が近づいてきましたね。
みなさんいかがお過ごしですか?
本日は「即位礼正殿の儀」で祝日ですが、診療しています。

今日はフッ素について書きたいと思います。
フッ素はむし歯予防には必須といっても過言ではありませんが、
受け入れてもらえない方もいらっしゃり、残念に思います。
ネットで、「有害」「毒」と目にすることもありますが、
これは「フッ素」単体を指すことが多くあります。
フッ素は元素記号に用いられ、「F」、単体では気体です。
単体であれば、猛毒。プラチナだって溶かします。

ですが、自然界では複合体で存在することが多く、
海水・地中・食品、いろんなところに含まれます。

私たち歯科医院が指すフッ素は「フッ化物」で、
身体への影響は極めて低いといえます。
むしろフッ化物には3つの効果があり、使わないと損。
①歯質強化
  フッ素は歯に取り込まれ、
  フルオロアパタイトという硬い構造を作ります。
②初期う蝕を治す
  フッ素があることで、
  カルシウムやリンが歯に取り込まれやすくなり、
  再石灰化を促進させます。
③細菌の抑制
  むし歯菌の活動を抑制してくれます。

フッ化物の摂取は用法用量を守れば安全です。
塩や砂糖も過剰に摂取すると毒なように、
フッ化物も過剰に摂取すると吐き気・嘔吐・下痢などをおこします。
過剰とは歯磨き粉のチューブを全部飲み込むなどの量です。
もし上記のような症状がある場合は応急処置として「牛乳」を飲ませ、医師の診察を受けてください。



以上、フッ化物を適切に使い、むし歯から歯を守りましょう。
年齢問わず、フッ素の効果は絶大なので、
当院では唾液検査を行った患者さんにはフッ素塗布を無料で行っています。

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