コラム
インプラントってどんな治療?(インプラントアシスタントコースに参加)
衛生士3名、歯科助手1名、副院長でインプラントアシスタントコースに参加してきました。
インプラントは危ない治療?怖い治療?
NHKでトラブルについての報道があり、それ以来このような声を聞くことが多くなりました。インプラント治療は顎骨にチタンのフィクスチャー(インプラント体)を埋入します。顎骨には神経や血管、上顎洞など、解剖学が頭に入っておかなくてはなりません。隣在歯や骨幅も知っておかなくてはならず、インプラント治療をするにはCT撮影は必須条件です。2次元のパノラマ撮影のみでのインプラント埋入はこれらの解剖が、3次元的な位置関係が想像できずトラブルになる可能性を非常にあげてしまいます。
つまり、CT撮影をし、無理をせずにインプラント治療が行うことができれば危ない治療ではありません。
では怖い治療か?親知らずの抜歯と比べると、インプラント治療を受ける場所が前方で、見やすい場所で行われるため、想像されるより大変な処置ではないです。
実際にインプラント治療を受けるとして、あとは何が問題か。インプラントの手術は滅菌下で器具を扱わなければなりません。インプラントはインプラント体を顎骨の中に埋入します。顎骨は外界に出ていないため、感染を防ぐために滅菌下での手術が必要なのです。
滅菌とは何か?清潔操作とは何か?スタッフとともに勉強してきました。また全身疾患とインプラントについて、術後の食事指導、術後のメインテナンス、インプラント周囲炎についても学びました。
明日からの診療に活かしていきたいと思います。